PMS(月経前症候群)・生理痛の時だけでなく、普通に役立つ【食事のとり方6選】
こんにちは!ほそかわ鍼灸堂です。朝晩が、だいぶ涼しくなってきましたね。
今日の午前中は、自分で作ったチラシを、「受付時間が、9:00~21:00までと、休診日が不定休」に変更となったので、改めてご近所に配りに行っていました。
ポスティングというよりは、出歩いている方、目が合った方を中心に、会社の方にもご挨拶させていただきました。
忙しい時間の中、お話を聞いてくださった方々へ、この場を借りて感謝申し上げます。
さて、今回は上手な【食事のとり方6選】を紹介していきます。
月経前の方、生理痛の方、普通の方にとっての上手な食事のとり方は、ずばり「血糖値の急な上昇を抑える食べ方」をすることです!
血糖値の急上昇を抑えるポイント
①野菜から食べる
食物繊維が豊富な野菜から食べることで、血糖値の急上昇を抑えることができます。
②よく噛んで食べる
よく噛んで食べることで、満腹中枢が刺激されて、食べ過ぎを抑えることができます。
③食事を抜かない
食事を抜いてしまうと、空腹時間が長くなり、次の食事の時に血糖値が急上昇しやすくなります。
上記の事を怠ると、ホルモンバランスが崩れ、PMSや生理痛を悪化させたり、健康の人も調子を崩す要因の一つとなる可能性があります。
ホルモンバランスを崩す食事の一例・・・
食欲がないので食事を抜く
好きなものしか食べないので偏食となる
インスタント食品やファーストフードの食事が多い
野菜が少ない
お菓子などの間食が多い
刺激物を好んでとる
アルコールや塩分を摂りすぎる・・・etc
血糖値の急激な上昇を防ぐためには、食材にも気を配る必要があります。
どんな方にも共通すると思いますが、規則正しい生活とバランスの取れた食事をとることが肝要です。食材の詳細は前回と被るので割愛します。
①食事はビタミンやミネラルを意識しましょう
特にPMSの方たちの、セルフケアにとっては、より意識したいですね。
(ビタミンB6、ビタミンE、カルシウム、マグネシウムなど)
例)ビタミンB6・・・(マグロ、イワシ、サバなどの魚類、肉類、米など)
幸せホルモンと言われるドーパミンとセロトニンを作るのに必要な補酵素です。セロトニンは生体リズム、睡眠、体温調節などの生理機能に関係があるドーパミンやノルアドレナリンなどの感情的な情報をコントロールし、精神を安定させる働きがあります。これが、ストレスなどにより低下したり欠乏すると感情のコントロールが効かなくなり、PMSなどの症状が悪化したり、不眠症にもなるようです。
②脳のエネルギー源となるとなる炭水化物も摂りましょう
脳を唯一栄養するブドウ糖は、不足すると、イライラが強く出たり、脱力感が生じやすくなる傾向がありますので、一定量は摂りましょう。また記憶力も低下しますので注意が必要です。ただ、摂り過ぎると脂肪に変わるため、加減が難しいところです。
③血糖値を急激に上げる食品は控えましょう
チョコレートや、砂糖をふんだんに使ったケーキなど
血糖値の乱高下は、ホルモンバランスが崩れる要因となり、様々な症状の悪化を引き起こす可能性があります。
普段から食事のとり方や、食材選びにはじまり、食生活には気をつけましょう。調子を崩していても、食事を改善するだけで、調子が良くなることも多々ありますからね。
ストレスが溜まって情緒不安定で、イライラしているときは、やる気もなかなか起きてこないと思います。
そういう時こそ、ご自身の身体をいたわってあげてください。
自分を褒めるのも良いと思います。調子の悪い時期は、誰にでもあります。そんな時は、できるならば自分へのプチご褒美も良いと思います。
私のプチご褒美は「こだわり極プリン」(香料・着色料・保存料不使用)(アンディコ)です。余分なのが入っていないのが良いところです。
これからの季節は、徐々に涼しくなり、冬に向かっていくと思います。寒さで調子も崩しやすくなりますが、普段の食事に気を遣っていただいて、調子を崩さないよう頑張っていきましょう!
PMS(月経前症候群)・生理痛などの時の【おススメ食材7選】
こんにちは!ほそかわ鍼灸堂です。
だいぶ時間があいてしまいました。すいません。
今回はPMSや生理痛などの時に食べるとつらい症状が緩和される可能性が高い食材である【ごだい やさしいわ】についてお話しします。
※昨日、大河ドラマに出ていた、ディーンフジオカさんが演じられてた、五代さんにかけて作った造語です
PMSや生理痛などの婦人科系疾患で・・・
情緒不安定になっている時は、神経が興奮したり緊張をしている可能性があります。ホルモンバランスも乱れているかもしれません。
こういう時は、食事のバランスも崩れていることが多いです。刺激物を避け、イライラを和らげたり、ホルモンバランスを整える、栄養素を、積極的に摂取をしましょう。
【ごだい やさしいわ】・・・下記の代表食材の頭文字を集めた言葉です。
「ご」
ごま、黒ゴマ、アーモンド、ナッツ類など
抗酸化作用をもつ栄養素が含まれており、これが、血管がボロボロになるのを防ぐことで、血液の流れを良くし、頭痛や肩こりも改善できるようです。
アーモンドに多く含まれるビタミンEは、女性ホルモンの生成を助け、生殖機能を保護する働きがあるため、生理不順や生理痛の改善、不妊にも効果があると言われています。
「だい」
大豆や大豆製品(きな粉、豆腐、納豆、みそ、しょうゆなど)
植物のエストロゲンとも呼ばれる、女性ホルモンに似た働きがある大豆イソフラボンが含まれます。エストロゲンは、女性の身体にとても大事な成分で、生理や妊娠などの身体の仕組みをコントロールしたり、肌や髪の潤いを守ってくれます。更年期に急激に減少しますので、更年期の方も上手に摂取していきたいところです。
「や」
野菜全般
ビタミンやミネラルが豊富で、身体の維持に不可欠です。
調子の悪いときは、胃腸を温める働きを持つ野菜をメインにとられてもよいのではないか?と思います。
暖色系の野菜や寒いところで育った野菜は、身体を温めてくれる食材が多いです。かぼちゃ、ねぎ、れんこんなどがそうです。身体を温めてくれる食材は、スープなどの温かいメニューにぴったりの食材が多いようです。
胃腸が温かい状態だと、栄養素の吸収率が高く、体幹部の血行が良いという事は、冷えも軽減されます。また、ストレスに強くなり、ホルモンバランスの強化も期待できます。
「さ」
さかな、魚(マグロ、イワシやカツオ、サンマ、サバなど)
魚は、良質なたんぱく質、DHAやEPAなどを多く含んでいます。
DHAとEPAは、人間の全身に存在する構成成分で、必須脂肪酸と呼ばれていて、骨や皮にも多く含まれています。調理する手間もかからず、手軽に骨ごと食べられる缶詰をチョイスしても良いのかも。
またEPAは、痛みの物質の元になるプロスタグランジンの働きを抑え込む働きがあると言われています。これらを取ると、「気分が沈み込んでスッキリしない」「気持ちがそわそわして落ち着かない」と言った「抑うつ症状」(心の疲れ)を改善できるようです。
「し」
しいたけ、キノコ類
しいたけには、カルシウムの吸収を促進するビタミンDが豊富で、腸内環境改善に役立つ食物繊維が多く含まれており、食後の血糖値の急激な上昇を抑制する効果があるようです。
PMSでは血糖値の急激な変化が、PMSを悪化させると言われているので、糖質の吸収を穏やかにしてくれる食物繊維は、食事の最初に食べると血糖値を緩やかに上げることができます
「い」
イモ類 さつまいも、じゃがいもなど
腹持ちが良く、ビタミンCも多く、おやつにも良いかも。
ジャガイモにはストレスから身体を守ってくれるビタミンCが豊富です。ジャガイモに含まれているビタミンCは、熱にも強いですが、水にも溶けやすいので、みそ汁やスープで摂ると効果的です。
イモ類も腸内環境改善に役立つ食物繊維が多く含まれており、食後の血糖値の急激な上昇を抑制する効果があるようです。白いご飯や食パンに比べると、血糖値の上昇が緩やかなので、普段から食事に取り入れるのもありです。
「わ」
わかめ、ヒジキなどの海藻類、牡蠣、レバー、ほうれん草など
現代社会で不足しがちなカルシウムやミネラル(無機質)が豊富。また、わかめなどの海藻類は、水溶性食物繊維であるので、便に水分を保たせ、便秘解消にも効果的です。
ミネラルは、カルシウム、マグネシウム、鉄、ナトリウム、亜鉛、リン・・・いろいろあります。ただ、とりすぎにも注意が必要です。
ミネラル摂取の過不足で出る症状の一例・・・
①からだが辛いときに、手軽に食べられるインスタント食品ばかりを食べていると、リンを過剰摂取してしまいます。そうすると鉄分やカルシウムの吸収が悪くなり、骨がもろくなったり、貧血がおこりやすくなったりします。
②女性の卵子には亜鉛が大量に含まれているので、亜鉛が不足していると、生理不順がおこったり、妊娠しにくくなったりします。味覚障害や肌荒れ、抜け毛、成長が遅くなるなどもあります。
ミネラルも、まめにとってホルモンバランスの調整を頑張りましょう(^^)/
【ごだい やさしいわ】いかがでしたでしょうか?
言葉足らずの部分、多々あると思いますが、解説し始めると、どれだけでも長くなるので、ここで一旦一区切りしますね。
生理の時などの、食事のとり方のおすすめは、次回に持ち越しです。
PMS(月経前症候群)・生理痛とお灸① 【自宅でできるケア編①】
こんにちは!ほそかわ鍼灸堂です!
今回の台風は、東海地方直撃みたいですね。今のうちから、風雨対策を万全にして備えましょう(^^)/
さて今回は【自宅できるケア】として、婦人科系疾患でよく使うツボでもあり、自分でもケアができる場所を紹介していきます。
三陰交(さんいんこう)・・・足の太陰脾経(あしのたいいんひけい)
昔から、婦人科系の、いろいろな病気の治療、慢性的な出血症状、消化不良の障害や慢性疲労の改善に使われていました。場所は下図です。
三陰交は、結構、女性にとっては痛いところなので、すぐわかります。場所が若干違っていても、さほど問題にはなりません。みんな体格も違いますからね。
何に効くか、期待できるもの
生理痛、生理不順、更年期などの婦人科系の諸症状の緩和
頭痛、全身倦怠感の緩和
足の冷え、むくみ、胃腸症状やアレルギー体質の改善
どんな感じになるか(患者さんに聞きました)
ポカポカしてくる、足が楽になる、おなかが動く、頭痛が取れた、だるさがとれた、むくみがとれた、など。
刺激方法
お灸の方は
換気をしっかりしてもらって、台座灸ならシールをはがしてツボに乗せて固定後、線香などで火をつけます。近くに、燃え終わったお灸を捨てる水が入った容器を用意して置いておくといいです。施灸中は、火がついていて危ないですから、歩き回らないでくださいね。
1日一回、毎日でも大丈夫です。
施灸前と施灸後の痛みの感じ方にも注目してくださいね。
ちなみに、お灸の煙は衣服につきますので、お部屋よりも、換気扇や水回りがある、台所などでされるのがおススメです。
お灸を避けた方が良いとき
食前食後1時間以内、熱がある時、お風呂前後はやめておいた方が良いです。他にもありますが、書くと長いので質問があれば質問してください。
「火を使いたくない、部屋を煙で汚したくない、熱いのが苦手だ」 という方は
ポカリスウェットくらいの少し硬めのペットボトルに、水道水で出るお湯をいれてもらい、温度は45度以上で50度前後であとは自分で好みの熱さを調整してみてください。
底の角をあててもらって刺激します。
なぜ、この温度かというと、当院で使っている、台座灸の燃焼温度が54度なんですね。
ツボの場所を温めるのが目的で、無理をしたくないという方にはおススメですかね。
ペットボトルなら無理せず、温めることが可能ですし、心地よい温め方で大丈夫だと思います。他に気になる所があれば、そこも刺激して頂いても大丈夫です。
低温やけどは、よっぽどないと思いますが注意はしてくださいね(^_-)-☆
元手もそんなにかかりませんし、冬なら湯たんぽ代わりにできます。僕もよく使っています。
指圧でやりたい方は
刺激が強い方が効くと思われて、グリグリ押したりすると、逆効果になる事が多いので、気をつけてください。強く押した痛みで筋肉が硬くなる傾向が強いです。また、痛みはストレスになり、痛みの元になる物質が出て、治したいのに治らないという悪循環に繋がりますからね。
指圧をしたいのであれば、母指(親指)で優しく5秒押したら離して、また押すの繰り返しで3分くらいですかね。押したときに息を吐いて、離すときに息を吸うとより効果的です。
※この三陰交は、
安産にも良く、子宮を丈夫にし、血を増やす、安産灸としても使われますが、妊娠時には注意が必要と言われているツボであり、賛否両論ありますので、妊娠中の方はお近くの産婦人科の先生に確認を取ってから、押してくださいね(^_-)-☆
※〇首から冷えが入ります。
手首、足首、首は、すぐ骨があり筋肉がのってない場所で、冷えが入りやすく、冷えると血行不良をはじめとしたさまざまな症状が出ます。
ここは、冷やすと良くないので、エアコンなどで夏場でも冷えやすい方や、生理痛などでお悩みの方は、三陰交を冷やさないためにも、靴下などを履かれることをお勧めします。足元が温かいと血行が促進され、全身に血が巡り、諸症状の緩和が期待できます。
次回も、自宅できるケア を紹介していきます。
痛みや不安を抱えている方が、少しでも痛みがとれ、楽になりますように(*'▽')
PMS(月経前症候群)・生理痛とお灸①
こんにちは!ほそかわ鍼灸堂です!
今日は以前、実際に、PMSや生理痛で苦しんでいた方との
やりとりの一例をあげていきます
患者Hさん
主症状
生理前の腹痛、頭痛。生理が始まってからの下痢、全身の倦怠感、慢性的な胃痛
学生時代から生理前後の痛みがひどく、強い薬を飲んでいるうちに胃がダメになり、
外食などができなくなった。5年ほど外食はしていない。
治したい理由
新学期を迎えるにあたり、実家を出て留学をすることになった。このままでは、何かのたびに寝込まないといけないし、なんでも食べられるようにしておかないと困ってしまうので、それが嫌なので治したい。
所見
初めて来院されたときは、軽トラックを運転してきたおじいさんの肩を借りて、ふらつきながらお見えになった。年は21。
顔は青白く、全体に生気がみられず、四肢も冷たく、筋力は衰えている感じであった。
精神的にすごく落ちていた感じ。声に張りはなく、ぐったりした印象。
治療
自律神経を調整しながら、胃腸症状を整えるツボと、ホルモンバランスを整えるツボ、
冷えを改善させ倦怠感を緩和するツボなどを組み合わせて施術を行った。
併せて、食事の見直しを行い、おなかを温める食材、血の流れを改善させる食材をメインにとってもらい、軽めのストレッチをお願いした。
結果
結構まめに通われて、私が言ったことは実践してくださって、1か月前後で胃の痛みが出なくなった。
それにより食欲が増して、最近食べられなかったのが食べれるようになったと喜んでいた。そしてしばらくして、外食も5年ぶりに行ったけど問題なく食べれたと。筋トレも始めたらしく筋肉もついてきて、頭痛と下痢も早い段階で改善されたと言っていた。
初回との比較
食が戻られてからは、自転車で一人で来院され、当初はジャージを着ていたのにお洒落な格好で来ていたのが印象的でした。足取りも軽やかで、声の張りもあり、よく笑っていたので、同じ人間なのかと思うくらいでした。
その後
留学先でもお灸を続けたいと言われたので、ご自身でケアできるツボを教えて、業務用の私が使っているお灸と同じものをお勧めし、元気よく笑顔で、旅立っていかれた。
あとがき
PMSや生理痛や更年期障害などを含めた婦人科系疾患は、男性にはあまり理解されず、かなりの人が心を痛めてるのが現状です。かくいう私も男なので本当の苦しみというのは、正直、当人ではないので分からないです。SNSやあさイチなどでもよく特集を組んでやっているのを見てると、本当につらくて大変なんだと思います。
でも、私は、気持ちに寄り添い、鍼灸師としてお助けすることはできます。
もてる知識を総動員して、お役に立てたらなぁといつも思い、治療に専念しています。
何事も一人で悩まず、相談をしてくれたら道は開けていくと思います。
明らかに、症状がおかしい場合は婦人科系の医療機関へ行かれるよう助言いたします。
一人でも多くの方の痛みや悩みが、なくなるといいなぁといつも思います。
今日はここまで。
患者さんから聞いた【お灸施術の良い事5選】
こんにちは!ほそかわ鍼灸堂です。今日は洗濯日和でしたね。
今回は【お灸施術の良い事5選】として患者様から実際にお聞きした、感覚、感想をもとに紹介をしていきます。
お灸施術の良いところ・・・
患者さん、その①
お灸をやるとすっきりする。気持ちが良い。お灸をやるとよく眠れる。
お灸が終わると暫く、身体がポカポカしている。足がいつも軽い。軽すぎて笑える。
患者さん、その②
何十年も薬を飲んできてダメだったのに、お灸をしに通ったら、膝の痛みがとれた。
膝の曲げ伸ばしが楽になった。びっくりした。嬉しい。
患者さん、その③
スポーツに行く前に、お灸をしたら身体が軽すぎてやばかった。
運動をする前にお灸をすると疲れにくいのでありがたい。
患者さん、その④
お灸をやる前は、事あるごとに、自然と周りの人に痛みの愚痴をこぼしていたのに、
お灸をやるようになって、最近痛みがないのねと言われるようになった。
家族からは、最近なんか優しくなったねと、と言われ嬉しかった。
患者さん、その⑤
長年、寝つきは悪いし朝は早く目が覚めちゃうので、薬が手放せなかったが、お灸をやってから、嘘みたいに眠れるようになって、眠れるのが本当に嬉しい。
※あくまで患者さんたちご自身の感想です。
今回の患者さん、その①~⑤の方の年齢層は20代前半~67までの間の方たちです。
使ったのは台座灸です。一回一回ですぐ良くなる方もいれば、2~3か月かかる方もみえましたが、みんな最後には良くなりました。笑顔が素敵でした。
ちなみに、お灸とは・・・
お灸は古くからあるんですけど、皮膚に対する温熱刺激の効果を利用したものです。
お灸の熱刺激が皮下に伝わって血行を良くし、血液内に様々な免疫物質を作るとともに
抵抗力を増やすという効果があります。
良くあるのがツボにお灸をすることで、身体の機能を改善する効果がが期待できることから、近年は自宅でもお灸をされている方が増えてきました。
お灸の種類もたくさんありますが、選択されやすいのは、せんねん灸のような台座灸と呼ばれるものです。
これは、台座の下にシールがついていて、台座を気になる所に貼り、線香などで火をつけて使うものです。ご自宅で簡易に施灸される方は、やってはいけない箇所、やってはいけない時など、決め事がたくさんありますので、鍼灸師に相談してください、何と言っても専門ですからw
当院でも業務用の台座灸を使っています。熱さがダメな方には輻射熱を使った棒灸とかもあります。
当院は、お灸の施術に特に力を入れています。
治療は東洋医学と西洋医学の両方の観点から分析し施術を行います。
お灸の事で質問があったり、症状でこういうものには効くのか?など、何かあればご相談ください。
〇月病には、お灸がおススメです!
こんにちは!ほそかわ鍼灸堂です。
皆さんいかがお過ごしですか?
最近ちょっと涼しくなってきましたね。
でもまた来週はまた30度前後と暑くなるようです。
こういう季節の変わり目に、こころや体調の不調を訴える方が多いです。
皆さんもご存じの通り【5月病】をはじめとした【〇月病】などです。
さて、この【〇月病】、季節は違っていても、ほぼ出る症状は同じなことが多いです。
例えば・・・
体の症状なら・・・
①朝、寝床から出たくない
②体がだるく感じる
③食欲がない、消化不良だ
④肩こりや腰痛など、筋肉のこわばりを感じる
⑤あまり眠れない、早く起きちゃう
⑥出勤、通学が苦痛だ
心の症状なら・・・
①何をするにもやる気が起きない
②集中力が落ちて、ミスが多い
③自信があったことに、自信が持てなくなった
④嫌なことがあると、モノや人にあたってしまう
⑤なんとなく不安である
⑥物事がどうでも良いと感じる
①~⑥のうち、だいたい5個以上、1週間続くと【〇月病】になっている可能性があります。あくまで可能性ですが。
また出る症状や感じるものは、人それぞれですので他にも症状はあります。例)頭痛がある。頭が重たく感じる。めまいを感じる・・・など。
そしてこの症状を改善するには、タイトル通りおススメは【お灸】です。
【お灸】は温熱刺激によって、血行を良くし免疫力をアップさせることによって、筋肉のこわばりや内科的な不調を改善させ、リラックス効果により心の不調を取り除くことが期待できます。
最近、自宅でできるセルフケアとしても注目されていますが、できれば、当院のように国家資格を持った鍼灸師にやってもらうと良いと思います。
理由としては
使い方をよく知らないでやって火傷を負う方がいる。
例)やり過ぎ、火の出ないお灸をつけたまま仕事に行くなど。
できる範囲が限られている
例)手、足、お腹など
あとは、
このコロナの関係であまり治療院に行けない方には、指圧も効果がありますので、代表的な治療点を押し方とともに、1つ紹介します
人差し指と親指の付け根のくぼみに【合谷】というツボがあります。
ここは元々、首から上の疾患ならなんでも効くと言われているツボで、
今回のだるさや、不眠、イライラと胃腸症状の緩和にも良く効きます。
ここを反対側の親指で押しながら手で挟み込むようにして、3秒から5秒、じんわり押して、少し離すというのを繰り返し。1分~3分くらいで終了。
調子が悪いなと思ったら、お灸をぜひ試してください!
少しでも調子が元に戻るといいですね(^_-)-☆
当院は、【お灸の施術】に力を入れています。
何か質問等あれば、いつでもご相談ください。
このブログについて の所に、当院の公式HPがリンクしてあります。
次回はお灸とは何なのか、何に良く効くのかなどのお話をしていきたいと思います。
はてなブログ初参戦!2021.9月 鍼灸~はじめまして!
はじめまして!
愛知県一宮市三ツ井、丹陽交番近くで「ほそかわ鍼灸堂」を開院している、ほそかわ、と言います。
私は、前勤務先である稲沢市の鍼灸接骨院で鍼灸部門を任せられ、約7年半勤務しました。院長の代わりに診察することも多く、スポーツ外傷や日常的に何らかの原因があり、身体の痛み、不快感を感じている方を中心として、4歳から93歳まで、延べ40.000人の方を施術させていただきました。開院理由は、時間に追われてちゃんと、患者さんの状態を見れなかったこともあったので、一人ならちゃんと向き合って、よりいい提案と治療ができると思ったからです。
コロナ時代に突入する前から、その痛みや症状が取れなくて、ずっと1人で悩んでいたり、諦めてしまっている方たちへ。
痛みや症状には必ず原因があります。
筋肉や骨が大丈夫でも、見た目や神経が大丈夫でも、痛みがとれない事も多いですよね?自分一人だけで分からなくても、話しているうちに、あーっ!これだ!という感じで、原因が見つかることがあります。
例えば・・・こんなことが以前ありました。
以前勤めていた鍼灸接骨院に通われていた方で、ある時から、急に胸がどきどきして息が苦しくなることもあり、頭痛も激しく、夜も眠れないという方が来院されました。
その方は、普段は規則正しく生活をしており、筋トレやストレッチもまめに行っていて、何が原因か分からない。なにか怖い病気の前触れなのでは?鍼灸でこの症状を何とかしたいと言われました。
その時の施術は、自律神経の調整、頭痛や身体の違和感を取る施術を行いました。
施術の中で、今回の時期で前と比べて何か変わったことがないかなとお話を聞いていたら、その方は「毎日、2ℓのウーロン茶を欠かさず飲んでいる」と言われました。
ここで、あーっ、これが原因じゃないの?と私は思いました。
ウーロン茶は、適度な量なら問題はないはずなのですが、コーヒーや紅茶、緑茶と同じようにカフェインが入っています。利尿作用も強く、水分補給のつもりで、これをメインで飲んでいたら、脱水状態になります。
その方には脱水症状とカフェインの過剰摂取が原因かも?水分補給にはミネラルウォーターか水道水でとってください、と伝えました。それから1週間もたたないうちに症状がなくなり、良くなったと話が聞けました。
このように、日常の何気ない食生活が原因となっていることも多々あります。
また痛みや悩みが自分だけと思っていたら、実は他の人も声に出して言わないだけで、同じ症状だとわかると、勇気づけられる?ことがあります。
患者様から、痛みが強いときや症状に対して悩んでいる時、よく「私だけなんでこんなに苦しいんだろう」とよく言われるので、私はこう返答します
「痛む箇所が違っていても症状が似ていたり、症状が同じ方もみえるので、あなただけではないですよ、結構多いですよ」と。
そうすると「私だけじゃないんだね、なんかほっとした」と言われたりします。
これは私にも同じことがありました。ある症状が出て弱気になっていたら、患者さんに、これはこの年齢には良くあるし私もそうだと言われました。鍼灸で調子よくなったので、絶対治るよと患者さんに言われて、嬉しかったことを覚えています。
一人で悩んで解決できなくても、2人で考えたなら解決できるかもしれない。
「ひとりで悩まず あきらめない」
これが大事です。
私は、問診や施術中の話などを通して、その症状の原因を分析して、ひとりで痛みや悩みを抱えている方が、少しでも良くなるような治療を、二人三脚で模索していきたい。そして力になりたい。
※追伸※
今後このブログでは、日常生活で使える小ネタ、鍼灸関係の紹介などを中心で書いていきたいと思います。
みなさま、よろしくお願いします。