PMS(月経前症候群)・生理痛などの時の【おススメ食材7選】
こんにちは!ほそかわ鍼灸堂です。
だいぶ時間があいてしまいました。すいません。
今回はPMSや生理痛などの時に食べるとつらい症状が緩和される可能性が高い食材である【ごだい やさしいわ】についてお話しします。
※昨日、大河ドラマに出ていた、ディーンフジオカさんが演じられてた、五代さんにかけて作った造語です
PMSや生理痛などの婦人科系疾患で・・・
情緒不安定になっている時は、神経が興奮したり緊張をしている可能性があります。ホルモンバランスも乱れているかもしれません。
こういう時は、食事のバランスも崩れていることが多いです。刺激物を避け、イライラを和らげたり、ホルモンバランスを整える、栄養素を、積極的に摂取をしましょう。
【ごだい やさしいわ】・・・下記の代表食材の頭文字を集めた言葉です。
「ご」
ごま、黒ゴマ、アーモンド、ナッツ類など
抗酸化作用をもつ栄養素が含まれており、これが、血管がボロボロになるのを防ぐことで、血液の流れを良くし、頭痛や肩こりも改善できるようです。
アーモンドに多く含まれるビタミンEは、女性ホルモンの生成を助け、生殖機能を保護する働きがあるため、生理不順や生理痛の改善、不妊にも効果があると言われています。
「だい」
大豆や大豆製品(きな粉、豆腐、納豆、みそ、しょうゆなど)
植物のエストロゲンとも呼ばれる、女性ホルモンに似た働きがある大豆イソフラボンが含まれます。エストロゲンは、女性の身体にとても大事な成分で、生理や妊娠などの身体の仕組みをコントロールしたり、肌や髪の潤いを守ってくれます。更年期に急激に減少しますので、更年期の方も上手に摂取していきたいところです。
「や」
野菜全般
ビタミンやミネラルが豊富で、身体の維持に不可欠です。
調子の悪いときは、胃腸を温める働きを持つ野菜をメインにとられてもよいのではないか?と思います。
暖色系の野菜や寒いところで育った野菜は、身体を温めてくれる食材が多いです。かぼちゃ、ねぎ、れんこんなどがそうです。身体を温めてくれる食材は、スープなどの温かいメニューにぴったりの食材が多いようです。
胃腸が温かい状態だと、栄養素の吸収率が高く、体幹部の血行が良いという事は、冷えも軽減されます。また、ストレスに強くなり、ホルモンバランスの強化も期待できます。
「さ」
さかな、魚(マグロ、イワシやカツオ、サンマ、サバなど)
魚は、良質なたんぱく質、DHAやEPAなどを多く含んでいます。
DHAとEPAは、人間の全身に存在する構成成分で、必須脂肪酸と呼ばれていて、骨や皮にも多く含まれています。調理する手間もかからず、手軽に骨ごと食べられる缶詰をチョイスしても良いのかも。
またEPAは、痛みの物質の元になるプロスタグランジンの働きを抑え込む働きがあると言われています。これらを取ると、「気分が沈み込んでスッキリしない」「気持ちがそわそわして落ち着かない」と言った「抑うつ症状」(心の疲れ)を改善できるようです。
「し」
しいたけ、キノコ類
しいたけには、カルシウムの吸収を促進するビタミンDが豊富で、腸内環境改善に役立つ食物繊維が多く含まれており、食後の血糖値の急激な上昇を抑制する効果があるようです。
PMSでは血糖値の急激な変化が、PMSを悪化させると言われているので、糖質の吸収を穏やかにしてくれる食物繊維は、食事の最初に食べると血糖値を緩やかに上げることができます
「い」
イモ類 さつまいも、じゃがいもなど
腹持ちが良く、ビタミンCも多く、おやつにも良いかも。
ジャガイモにはストレスから身体を守ってくれるビタミンCが豊富です。ジャガイモに含まれているビタミンCは、熱にも強いですが、水にも溶けやすいので、みそ汁やスープで摂ると効果的です。
イモ類も腸内環境改善に役立つ食物繊維が多く含まれており、食後の血糖値の急激な上昇を抑制する効果があるようです。白いご飯や食パンに比べると、血糖値の上昇が緩やかなので、普段から食事に取り入れるのもありです。
「わ」
わかめ、ヒジキなどの海藻類、牡蠣、レバー、ほうれん草など
現代社会で不足しがちなカルシウムやミネラル(無機質)が豊富。また、わかめなどの海藻類は、水溶性食物繊維であるので、便に水分を保たせ、便秘解消にも効果的です。
ミネラルは、カルシウム、マグネシウム、鉄、ナトリウム、亜鉛、リン・・・いろいろあります。ただ、とりすぎにも注意が必要です。
ミネラル摂取の過不足で出る症状の一例・・・
①からだが辛いときに、手軽に食べられるインスタント食品ばかりを食べていると、リンを過剰摂取してしまいます。そうすると鉄分やカルシウムの吸収が悪くなり、骨がもろくなったり、貧血がおこりやすくなったりします。
②女性の卵子には亜鉛が大量に含まれているので、亜鉛が不足していると、生理不順がおこったり、妊娠しにくくなったりします。味覚障害や肌荒れ、抜け毛、成長が遅くなるなどもあります。
ミネラルも、まめにとってホルモンバランスの調整を頑張りましょう(^^)/
【ごだい やさしいわ】いかがでしたでしょうか?
言葉足らずの部分、多々あると思いますが、解説し始めると、どれだけでも長くなるので、ここで一旦一区切りしますね。
生理の時などの、食事のとり方のおすすめは、次回に持ち越しです。